Staff Column
クラフトビールの醸造家になる-Part11-改装工事大詰め
クラフトビールのブリュワリーを作ろう、と思い立ってから早1年が経ちましたころ。
税務署への申請書も提出し、審査待ちの間も改装工事は依然完成まで遠く、暦は年の瀬になりました。


店舗改装にあたり、いろんなわがままを叶えてくれた大工のM浦さんは、外壁と2階の出窓も見違えるものに変えてくれました。
お店を購入時、なんとなく古臭い印象の出窓が嫌だな〜〜と思っていたのですが、窓を変えるってかなり大変だと聞いていたので、半ば諦めていました。
が、M浦さんは割とすんなり「できますよ」と言ってくれて、「ええー〜ー!それじゃ、本気にしますよ!」ってことで、M浦さんおすすめのアメリカ製の上げ下げ窓を購入して取り付けました。
窓。
大事です。
何気ないことですが窓は毎日目に入るもの。気に入ったものと日々を送れるのは幸せです。
外壁も、タイル張りの雰囲気が暗い印象だったのを、明るいトーンに仕上げてくれました。
白く塗ったところは、モルテックスという薄塗りの左官仕上げ剤を使用しています。
熱や水、耐久性に強い優れもののベルギー発祥の左官剤です。
仕上げに施す研磨で微妙なムラが生まれるのですが、それが何とも味のある印象を醸します。
カウンターバーの後ろにそびえる壁も、モルテックス仕上げです。
この、壁からビールタップがニョキっと生えてる具合はなぜなのか?
とてもかっこいいのだけど、一体どうなっているのか原理が分からなかったので、京都の『ビフォー9』https://www.instagram.com/before9_kyoto/ という店まで行って、どうやって作るのかを聞きに行きました。

ビフォーナインのカウンタータップとビールを受けるトレイ
壁の裏側にプレハブの冷蔵庫がつながっています。
冷蔵庫の壁面に穴を開けて、カウンターの壁へと穴を通し、タップを取り付けてあります。
タップから注ぐビールが溢れる際、受けとなるトレイのカウンターもかっこいいし機能的だなと思ったので、アワーデイズも参考にしました。
で、できあがったのが、こちらの画像です。

完成した時のM浦さん。カウンターも、タップバーの壁も全て手作り。
店舗はこれでほぼほぼ完成しました。
あとは、醸造免許が下りるのを待つだけとなりました。
ー続くー